みちのり弁当が先日、京都の岡崎公園で開催された音楽×芸術の野外フェス「Belief (ビリーフ) FES」に出店してきました。今回は、アレルギー特定原材料8品目に配慮した商品を提供し、予想以上の反響がありました。食物アレルギーがある方もない方も、みんなで楽しめるフェスの様子や、そこで感じた喜び、そして私たちの想いをお伝えします。
京都の野外フェス「Belief」で関西初出店(食物アレルギー対応)!
9月28日、京都の岡崎公園で開催された「Belief (ビリーフ) FES」。平安神宮のすぐそばという絶好のロケーションで、入場無料ということもあり、多くの方々にご来場いただきました。
みちのり弁当にとって、この出店には大きな意味がありました。
- 誰でも参加できるイベントへの初出店
- 関西地方での初めての出店
- アレルギー8品目不使用の商品提供
普段は名古屋駅から少し離れた5.5坪の小さなお店で営業している私たちにとって、この機会は大きな挑戦でした。
AA cafe Projectとの協力
今回の出店では、グロービス経営大学院のメンバーが立ち上げたAA cafe Projectさんと協力しました。AA cafe Projectは食物アレルギーに関する社会課題解決を目指す取り組みで、私たちと共通の想いを持っています。この協力により、より多くの方々に安心して楽しんでいただける食事を提供することができました。
イベント限定!みちのり弁当の特別メニュー
今回のイベントでは、通常のメニューとは一味違う特別な商品をご用意しました。その目玉となったのが、ベイクショップソルソルさんとのコラボレーション商品「おこめこっぺ」です。
「おこめこっぺ」は、ベイクショップソルソルさんの米粉を使用したグルテンフリーのコッペパンに、みちのり弁当特製の具材を挟んだサンドイッチです。フレーバーは2種類ご用意しました:
- 照りマヨチキン:ジューシーなチキンに特製のテリヤキマヨネーズソースを合わせた、食べごたえ抜群の一品
- 黒蜜あん豆乳ホイップ:甘さ控えめの粒あんと、なめらかな豆乳ホイップ、コクのある黒蜜のハーモニーが楽しめる和風スイーツサンド
これらの商品は、アレルギー特定原材料8品目不使用を基本としていますが、通常のキッチンで調理しているため、完全なアレルゲン除去は保証できません。そのため、小麦以外のアレルギーをお持ちの方には、ご自身での判断をお願いしました。安全性と美味しさの両立を目指す私たちの姿勢が、多くのお客様に評価いただけたと感じています。
感動の声続出!グルテンフリー弁当との感動の出会い
イベント開始と同時に、予想以上の反響がありました。
「ずっとブログからインスタまで見て応援していました」
「いつも応援しています」
滋賀や大阪からわざわざ駆けつけてくださったお客様もいらっしゃいました。ブログやSNSを通じて発信し続けてきた私たちの想いが、確実に届いていたことを実感できた瞬間でした。
アレルギー対応商品で喜びの声
今回特に嬉しかったのは、食物アレルギーをお持ちの方々からの反応です。
「子どもが初めて焼きそばパンを食べることができました」
「食べるものがないと思っていたけど、8品目不使用って見つけて飛んできました!」
これらの言葉は、私たちの取り組みが確実に誰かの生活を豊かにしているという証であり、大きな励みとなりました。特に「おこめこっぺ」は、グルテンフリーでありながら通常のパンと変わらない食感と味わいが好評で、食物アレルギーがない方からも「美味しい!」という声をたくさんいただきました。
みちのり弁当のこだわり:おいしさと安全性の両立
みちのり弁当が誕生したきっかけは、店長のnacoさんが7年前に小麦アレルギーを発症したことでした。この経験から、「食物アレルギー」について真剣に考えるようになりました。
しかし、ビジネスとして成立させるためには、食物アレルギーの方だけをターゲットにするのではなく、一般の方々にも楽しんでいただける「おいしさ」が不可欠です。
アレルギー対応と美味しさの両立
- グルテンフリーにこだわった商品開発
- アレルギー特定原材料8品目に配慮
- 一般の方も楽しめる味の追求
- 地域の事業者とのコラボレーション
これらのこだわりが、今回のイベントでも多くの方に喜んでいただけた理由だと考えています。特に、ベイクショップソルソルさんとのコラボレーションは、地域の事業者との連携によって新たな価値を生み出せることを実感する機会となりました。
みちのり弁当の想い:食の多様性を広げる
私たちの活動の根底にあるのは、「食物アレルギーの方が少しでも生きやすい世の中にしたい」という想いです。今回のイベント出店を通じて、その想いがより多くの方々に伝わったと感じています。
同時に、食物アレルギーがない方にも私たちの商品を楽しんでいただけたことは、大きな喜びでした。食の多様性を広げるということは、単にアレルギー対応食を提供するだけでなく、誰もが同じように美味しく、楽しく食事ができる環境を作ることだと改めて実感しました。
今後の展望:全国へ、そして世界へ
今回の経験を糧に、みちのり弁当は以下の目標に向けて邁進していきます:
- グルテンフリー・アレルギー対応商品の更なる開発
- 全国各地でのイベント出店
- 食物アレルギーに関する情報発信の強化
- 地域の事業者とのコラボレーション拡大
- 将来的な海外展開の模索
「みちのり弁当」を通じて、日本全国、そして世界に向けて私たちの想いを届けていきたいと考えています。今回のような特別メニューの開発も、その一環として今後も積極的に取り組んでいく予定です。
最後に:感謝の気持ちを込めて
今回のイベントで得られた経験と、たくさんの方々との出会いに心から感謝しています。小さな一歩かもしれませんが、食の多様性を広げる大きな一歩になったと確信しています。
これからも、1個1個のお弁当に想いを込めて、丁寧に作り続けていきます。みちのり弁当の挑戦は、まだまだ続きます。今後とも応援よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、「Belief (ビリーフ) FES」の主催者の皆様、AA cafe Projectの皆様、ベイクショップソルソルの皆様、ご来場いただいたお客様、そして日頃からみちのり弁当を応援してくださる皆様に心よりお礼申し上げます。これからも、グルテンフリーの美味しさと可能性を広げていきますので、どうぞお楽しみに!